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アネゴ的カノジョ
第6章 酒と温泉と…
…えっ!? ちょっと…なにっ!?……
明らかに尻を撫でられている感覚に動揺する。
その感覚を振り払おうと尻を左右に振っても、それは無くならない。
「ちょ…ちょっとぉっ……だ…誰……ひぃっ!?」
言葉を荒げても続かない。
撫でていた感覚が尻の柔肉を掴む感覚へと変わり、体をビクッと震わせて目を見開いた。
…な…なに……こんな…事………
…そんなに……したら………
ギュッと掴まれている尻の柔肉が、左右別々に捏ねるように揉まれている。
グニュグニュと揉まれる激しさにカラダが硬直する。
「あ…だ……ダメ………」
思わず言葉が弱々しく口から溢れる。
しかし、積み重なった布団の下では、声はくぐもって外に洩れなかった。
「そ…そんな……したら………」
更なる感覚にカラダがブルブルと震え出した。
掴まれた感覚が強くなったと思えば、尻の柔肉を左右に開かれた感覚。
「お尻……アソコも………見られ……てる………」
誰とも分からない人間に、股間を晒された恐怖。
足掻こうにも、布団に押さえられた上半身はすんなりと動かない。
いつもの男勝りの性分は鳴りを潜め、杏子は体を強張らせるしかなかった。