この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アネゴ的カノジョ
第7章 長い夜
 
 カコーンカコーンとピンポン玉が打ち返される音が響く。

「なかなかやりますね」

「まだまだアタシはこんなもんじゃないってえのっ」

 助役の挑発にも答えながら、片手で胸元を押さえながら打ち返す杏子。

「しかし、いくらハンデとは言え……」

「っく……なんのっ!」

 僅かに反らされた場所に弾き返され、杏子は思わずバンッと音をたてて脚を伸ばして打ち返す。

「そんな片手を押さえた儘じゃ………」

 脚を伸ばした杏子の浴衣。

 割れた裾から覗いた、太腿の瑞瑞しい小麦色の肌に目を奪われながらも、先程と反対側に打ち返す。

「まだまだっ」

 逆に振られても食らいつく杏子。


…絶対勝って……
…泣き言わせてやるんだからっ………


 負けん気だけが杏子の体を左右に動かしていた。

 揺さ振られて浴衣の裾は徐々に開けていく。

 胸元だけに意識が向いていた杏子は、その事に気付かずにピンポン玉に食らい付いていた。

「まだまだ、アタシはこれからだよっ」

「なら、これはどうですかね」

 息巻いた杏子に、助役の軽いショット。

 ピンポン玉は弱々しくネット際で弾む。

「なっ!? まだっ……」

 速いラリーが続いていただけに、不意を突かれた杏子。

 それでも、更に食らい付こうと卓球台の上に腕を伸ばした。

「あ…あれ………」

 しかし、不意に歪んだ視界に、杏子の体は卓球台に俯せになった。
/174ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ