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アネゴ的カノジョ
第1章 姉と弟
「いやぁ、怒られちまったねぇっ」
悪びれた素振りを見せない杏子。
「ま…全く……姉ちゃん……は………」
管理人に怒鳴られた腹癒せに杏子に不満をぶちまけようとした雅人。
しかし、視線を向けた瞬間に硬直する。
怒鳴られて座り直した杏子。
相変わらずテーブルに肘を着いて、深い胸の谷間を晒け出していた。
そして更に、今度は片膝を立てて座っていたのだった。
自ずと開けるタンクトップの裾。
赤いショーツに覆われた股間をも晒け出し、脚を開いた状態の杏子。
やはり、雅人の視線は杏子の股間から離れられなかった。
「もうさぁ。マサって、そんなスケベだったっけぇ?」
雅人が股間を見ている事に気付いていながら、杏子は脚を閉じる事もなくビールを喉に流し込む。
「てか、姉ちゃんが無防備なんだよっ。これじゃ、ボクに襲われても……」
「あははっ! マサがアタシをぉ? ムリムリっ! 無理だってぇっ、あははっ」
豪快に笑い飛ばされて一蹴される。
自らも無理だと分かっているだけに、雅人は何も言えなかった。