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アネゴ的カノジョ
第6章 酒と温泉と…
ガラッと浴場の扉を開けて、カランの前に置いてある椅子に座る。
「はぁ………」
杏子のプロポーションを褒め続ける葵の攻撃から逃げ、嘆息する。
「もぉっ、杏子さんったらぁっ」
しかし、逃げた先は女湯の洗い場。
当然、裸になった葵も、ニヤニヤとしながらやって来る。
葵の声にビクッと体を強張らせる。
「ひゃっ! ちょ…ちょっとおっ…」
背後からムギュッと両胸を掴まれて身を捩る杏子。
「ふむふむ…。やはり、揉み応えはバッチリですなぁ……」
杏子の抵抗を受けながらも、葵は胸を掴んだ指を動かしながら、オヤジ臭い言葉を吐き出した。
「んはぁ…っ……
ちょ…いい加減に………」
グニュグニュと胸を揉み拉かれる刺激に、顔を歪め始める杏子。
太腿を擦り合わせて、熱い吐息が混ざり始める。
「ほっほう…。これまた…なかなか敏感…と………」
オヤジ臭さを増した葵は、更に杏子の胸を捏ねりだす。
顔を紅潮させる杏子を見る葵の表情は、最早、スケベオヤジそのものだった。
「って、いい加減にしろぉぉぉっ」
葵の手を振り払って立ち上がった杏子。
躊躇いも無く、スラリと伸びた右脚を振った。
「ぐはぁっ! き、杏子さん……アソコも……綺麗ですねぇ………」
杏子に蹴られて、葵は最後に見た光景を口にしながら飛んでいく。
最早、初対面とは思えないやり取りを繰り返す二人だった。