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好きと言って
第4章 思ひそめてん
「ハルトな・・・3年前と同じような感じ」
「しゅ・・就活は?」
「親父さんが見かねて親戚の会社に入れてもらうらしい」
「私の・・・せいですかね」
「違う。今回の事はハルトが悪い。
ごめん。梨乃にそんな気持ちにさせる気じゃなかったんだ」
「いえ」
「梨乃。あの時、俺が言ったこと覚えてるか?」
「・・・・はい」
「ごめん。忘れて」
「・・・・」
「酒入ってた。ゴメンな」
ごめんな。
その一言で終わっちゃうの?
でも、私にはそれ以上は何も言えない。
多分。
私とレン先輩は付き合えない運命なんだと思う。
私だってもしレン先輩と付き合っても
ハルト先輩を思い出さずにはいられない。
レン先輩だって私と付き合っても、それをハルト先輩には言えない。
「いいえ。そうだと思ってました」
私、笑えてますか?
「しゅ・・就活は?」
「親父さんが見かねて親戚の会社に入れてもらうらしい」
「私の・・・せいですかね」
「違う。今回の事はハルトが悪い。
ごめん。梨乃にそんな気持ちにさせる気じゃなかったんだ」
「いえ」
「梨乃。あの時、俺が言ったこと覚えてるか?」
「・・・・はい」
「ごめん。忘れて」
「・・・・」
「酒入ってた。ゴメンな」
ごめんな。
その一言で終わっちゃうの?
でも、私にはそれ以上は何も言えない。
多分。
私とレン先輩は付き合えない運命なんだと思う。
私だってもしレン先輩と付き合っても
ハルト先輩を思い出さずにはいられない。
レン先輩だって私と付き合っても、それをハルト先輩には言えない。
「いいえ。そうだと思ってました」
私、笑えてますか?