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好きと言って
第1章 飛鳥川
「あ。梨乃ごめん。俺今日就職のエントリーシートの書き方の講習を取ってんだ。
悪い。レンと一緒にゆっくり食べてて」
「え。急ぐなら学食でもよかったのに」
急いで食べようとする私の頭にぽんと大きな手をのせて
「火曜日のお昼はデートでしょ。ごめん。
俺戻るけど、本当にゆっくり食べておいで」
というと、立ちあがって駆けて行った。
もしかしたら、もっと早くファミレスを出たかったのかな。
ちょっぴり寂しくなって目の前のドリアにスプーンを突っこんだままボーっとしてたら
「はい。エビもらい」
とレン先輩がドリアの中からエビを取って行った。
「も~!レン先輩は良いんですか?エントリーシートの講習!」
「あ~。俺、卒業したら実家継ぐんだ。だから就活しないんだ」
「え!ご実家は何ですか?」
「酒屋」
「うわ・・・・似合ってる・・・似合いすぎてる・・・」
エビを取られた腹いせにレン先輩のお皿からエビを取ってやった!
「梨乃さ」
「呼び捨てしないでください!」
「はいはい。梨乃ちゃんさ、ハルトの事・・・裏切らないでよ?」
レン先輩は二人きりになるとこの話をする。
悪い。レンと一緒にゆっくり食べてて」
「え。急ぐなら学食でもよかったのに」
急いで食べようとする私の頭にぽんと大きな手をのせて
「火曜日のお昼はデートでしょ。ごめん。
俺戻るけど、本当にゆっくり食べておいで」
というと、立ちあがって駆けて行った。
もしかしたら、もっと早くファミレスを出たかったのかな。
ちょっぴり寂しくなって目の前のドリアにスプーンを突っこんだままボーっとしてたら
「はい。エビもらい」
とレン先輩がドリアの中からエビを取って行った。
「も~!レン先輩は良いんですか?エントリーシートの講習!」
「あ~。俺、卒業したら実家継ぐんだ。だから就活しないんだ」
「え!ご実家は何ですか?」
「酒屋」
「うわ・・・・似合ってる・・・似合いすぎてる・・・」
エビを取られた腹いせにレン先輩のお皿からエビを取ってやった!
「梨乃さ」
「呼び捨てしないでください!」
「はいはい。梨乃ちゃんさ、ハルトの事・・・裏切らないでよ?」
レン先輩は二人きりになるとこの話をする。