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好きと言って
第1章 飛鳥川
私がまだ入学する前、ハルト先輩には綺麗な彼女がいて
皆が知ってるお似合いのカップルだったらしい。
彼女はサークルの先輩と浮気をして
浮気じゃなくなって、ハルト先輩と別れた。
直前まで何も知らなかったハルト先輩は
そのあと、誰とも付き合うことなくレン先輩とだけツルんで来たらしい。
そんなハルト先輩の久しぶりの彼女が私で
どうして私なのか分からないけど
レン先輩は事あるごとにハルト先輩を裏切るなと言う。
「もうあんなハルト見たくねぇ」
あんなハルト先輩、にまで落ち込ませた元カノに妬かないわけじゃない。
けど、ハルト先輩の優しさは私を安心させる。
ハルト先輩とレン先輩の仲の良さはその時のことがあるからなのか。
お互いにとてもよく理解してる。
「安心してください。もし別れるとしたら・・・・・
振られるのは私ですよ」
「まったく。梨乃のどこがいいんだか・・・」
「呼び捨て!」
「はいはい。梨乃ちゃん」
一瞬重くなった空気は
いつも私をバカにする言葉で払拭される。
そんなレン先輩の子供騙しに私はいつも騙されてあげる。
ハルト先輩を裏切るなんて。
一体どんな彼女だったんだろう。
その時の私には想像もつかなかった。
皆が知ってるお似合いのカップルだったらしい。
彼女はサークルの先輩と浮気をして
浮気じゃなくなって、ハルト先輩と別れた。
直前まで何も知らなかったハルト先輩は
そのあと、誰とも付き合うことなくレン先輩とだけツルんで来たらしい。
そんなハルト先輩の久しぶりの彼女が私で
どうして私なのか分からないけど
レン先輩は事あるごとにハルト先輩を裏切るなと言う。
「もうあんなハルト見たくねぇ」
あんなハルト先輩、にまで落ち込ませた元カノに妬かないわけじゃない。
けど、ハルト先輩の優しさは私を安心させる。
ハルト先輩とレン先輩の仲の良さはその時のことがあるからなのか。
お互いにとてもよく理解してる。
「安心してください。もし別れるとしたら・・・・・
振られるのは私ですよ」
「まったく。梨乃のどこがいいんだか・・・」
「呼び捨て!」
「はいはい。梨乃ちゃん」
一瞬重くなった空気は
いつも私をバカにする言葉で払拭される。
そんなレン先輩の子供騙しに私はいつも騙されてあげる。
ハルト先輩を裏切るなんて。
一体どんな彼女だったんだろう。
その時の私には想像もつかなかった。