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鬼灯の寵愛
第1章 幾千の時を越えて
「荊さんは私の恋人だと、地獄に留まらず天国にも、願わくば現世に生きる人間に動物、果ては微生物に至るまで、貴女に手を出すなと、貴女はこの私の物だと、知らしめてやりたいんですよ」
「……………………はい?」
「荊さん、貴女は私の物です。私の大切な恋人です。本当は他の男の目を晒したくない、映したくないんです。できる事なら、貴女を何処かに閉じ込め、監禁し、私の恋人として誰にも触れられないように世界から切り取ってしまいたいんです。それができたらどれだけ幸せでしょう」
「…………………………………………ちょっと待って」
「ああ、愛しい荊さん。愛しています。貴女に人目を忍んで会いに行っていたあの時から、ずっと、ずっと好きでした。貴女は私に生き甲斐をくれた人、私を孤独から救い出してくれた人。貴女の全てを愛しています。貴女のこの白くて長い髪も、きめ細やかな肌も、可愛らしい瞳に睫毛も、仕事に勤しむ手も、細くて華奢な脚も、全てが愛しくて愛しくてたまらないんです」
「……………………………………………………………………………………まさか……」
「あ、もしかして気付きました?」
鬼灯はゆっくりと頬を撫でて…………
(続く)
「……………………はい?」
「荊さん、貴女は私の物です。私の大切な恋人です。本当は他の男の目を晒したくない、映したくないんです。できる事なら、貴女を何処かに閉じ込め、監禁し、私の恋人として誰にも触れられないように世界から切り取ってしまいたいんです。それができたらどれだけ幸せでしょう」
「…………………………………………ちょっと待って」
「ああ、愛しい荊さん。愛しています。貴女に人目を忍んで会いに行っていたあの時から、ずっと、ずっと好きでした。貴女は私に生き甲斐をくれた人、私を孤独から救い出してくれた人。貴女の全てを愛しています。貴女のこの白くて長い髪も、きめ細やかな肌も、可愛らしい瞳に睫毛も、仕事に勤しむ手も、細くて華奢な脚も、全てが愛しくて愛しくてたまらないんです」
「……………………………………………………………………………………まさか……」
「あ、もしかして気付きました?」
鬼灯はゆっくりと頬を撫でて…………
(続く)