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day’s(旭×修)
第4章 その笑顔…



いつもと変わらない
今日も忙しく会議、会議…
若社長は常に勉強中で
積極的に社員に関わる。

普通の事。
でもなんとなく感じてる
あんまり笑顔振りまかないで。と
年上の俺がそんな事…
言える訳ない…



「じゃぁ、行ってきますね」


「うーん、本当ごめんなさい…
一緒に行く予定だったのに」


「いえ、社長は会議に集中して下さい」


「何かあれば…」


「分かってます、連絡ですよね?」


「はぁ…うん、そう連絡お願いします」


「顔に出てますよ」



少しむくれた旭の頬に
手の平を当て愛おしそうに見つめる。

まだこんな顔してくれる…
俺にだけする仕草…



「しゅ、う…」


「そんな顔しないで下さい
すぐ帰るので」



旭の気持ちは理解できる。
いくら仕事とは言え
女性と二人きりは心配する…
まぁ、旭の場合はヤキモチか…




晴天の下、得意先に足を運ぶ。
熱くなってきた今日この頃
補佐なんて役職が無ければ
ネクタイを緩め胸元を仰いでいるな…


アスファルトの熱が更に身体を熱くさせ
額から汗を垂らす。
ポケットから取り出したハンカチで
軽く額を押さえ暑さに耐える。



高層ビルが並ぶ中
その一角に足を踏み入れた。
全く暑さなど感じていない
涼しげな表情で…




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