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day’s(旭×修)
第4章 その笑顔…
「こんにちは
忙しい中時間取っていただき
ありがとうございます」
「いいえ
わざわざ足運んでもらって
今日はお一人で?」
「柚原は手が離せないので
私一人で申し訳ありません」
「そんな事っ
藤原さんとゆっくりお話できて
嬉しいです」
短めにはかれたタイトスカート
自らのボディに自信があるのか
くびれの目立つブラウス
一見仕事が出来る美人…
きっとこういう人が
もてるんだろうな…
常に笑顔をふりまき
物腰の優しいひと。
控えめに塗られた淡いピンクのマニュキュアが
女らしさを感じさせる…
俺が過去に何もなければ
きっとこういう女性と
付き合っていたんだろうか。
「さ、ん…藤原さん?」
「あ、すみません」
「暑いですからね
思考も止まっちゃいますよね」
柔らかい表情で見つめられるが
俺はキュンともしない。
俺ゲイだからなぁ…
冷房が効いた応接室に二人きり。
書類を渡しサインをもらう。
後は…帰るだけだんだが…
「あの~
もしよければ今日食事でも」
「あー…そうですね」
得意先からの誘いを断る…
出来ないよな…
旭にはアレだが食事位…
「では、7時にお迎えあがりますね」
「わぁ、いいんですか?
じゃぁ待ってますね」