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day’s(旭×修)
第4章 その笑顔…


6時を過ぎた頃社長室の電話が鳴る…
旭は会議の為代わりに出れば
電話を繋ぐと事務の子に言われた。


「はい、藤原です」


「あ、川上ですぅ」


「先程はありがとうございました
どうなさいましたか?
約束の時間までまだ早いですが」


「早めに仕事上がったので…」


「そうでしたか
では、今からお迎えあがりますね
少しだけ待っててもらえますか?」


「勿論ですぅ」




仕事中とは違った猫撫で声に
やたら語尾を伸ばす
いかにもな雰囲気。
分からないわけない…
相手は自分に好意がある…



電話をきり深いため息と共に
ネクタイを締め直す…



「仕事じゃなきゃ無いな」



タクシーを広い彼女を拾う。
接待で行きつけの料亭に行き
たわいもない話をした…
一方的な質問責めに合い
心身共に疲れる…




「藤原さん彼女さんとかいますか?」


「どんな方がタイプですか?」


「彼女さんどんな方ですか?」


「私だったら有り無しで言ったら…?」



とっても心配性の彼がいて
彼がタイプで
小動物みたいに可愛くて
君は眼中に無いよ…
今でも旭のすねる顔しか浮かばない…



「またお食事行きましょうね」


「次は柚原も一緒に」


「え…あーそうですね…」



顔のひきつりを隠す彼女は
好きでもなければ嫌いでもない。
お得意様…
彼女のような感情俺にはないよ…

これでも心配か…旭…







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