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day’s(旭×修)
第2章 休めない休み
「ね、駄目ですか…?」
「何度も言ってるだろ
時間がないんだ」
「じゃぁ、頑張って仕事片付けます」
「今日中にか」
「もちろんです
終わったらいいんですよね…?」
「終わればな」
時計の針は止まらない。
カチカチなる秒針は鬱陶しい。
でもそんな事かまっていられない
なんたって仕事が片付けば
土日の温泉旅行が待ってるんだから…
「旭…無理するな
諦めて明日に回せ」
「いや、せっかくの連休です
その為ならこれ位…って
わぁーっ!!やばっ」
「言ってる側から…」
纏めてあった
報告書の山に肘があたり
雪崩のごとく床に滑り落ちる。
慌てて机の下に潜り込み
かき集めるように手に取る…
「なぁ、旭…落ち着け
俺も手伝うから」
「修ぅ…」
「じゃその前に充電してやろうか」
「えっ…ッン、ファ…」
机の下…
拾ったはずの報告書が
再び床に落ちる。
しゃがみ込む二人は
机の下で熱く舌を絡める。
「ッ…しゅ…ぅ…?ンッ…」
「ッ…ンッ…ッ…」
修に手を引かれ立ち上がれば
ソファに連れて行かれる。
「力抜くのも必要ですよ?社長」
「それ…駄目です。卑怯…」
フッと笑い俺の頬に手が触れる。
そこから伝わる熱が
余計に力を入れさせるって…
修、分かんない…?
スイッチ入っちゃうよ…?
充電と称した口付けは続き
俺に跨がる修は艶やかに頬を染める。
どれくらい舌を絡めたのか…
銀糸を引き名残惜しそうに離れる唇は
互いの唾液で光沢を帯びた。
「旭、早く終わらせて
温泉旅行行くんだろ」
「えっ…あ、はい」
修さすが年の功ですね…
もう俺ノックアウト寸前でしたよ…