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籠の中の少女
第1章 佐伯と小夜香
(5)
数日が経った。
また小夜香が調教される日がやってきた。
小夜香にとって、今日という日は待ち遠しかった。
何か特別なことがあるわけではない。いつも調教が終わってからその次の調教の日を迎えるまで、一日千秋の思いでその時間を過ごすようになっていた。
今日も、調教部屋の中は相変わらず蒸し暑かった。夜になっても一向に室温が下がる気配はない。扇風機の風がときおり小夜香の汗ばんだ身体を通り抜けて行くが、今の小夜香にはそんな感覚は微塵も感じ取れなかった。
感じ取れないというより、今の小夜香は幸福感と必死さで全身が満たされていて、生ぬるい空気が皮膚を舐めていく感覚などないに等しい。
前回、徹底的にお仕置きを施されてから一週間。小夜香は今日という日をまるで何年もの月日を耐え忍ぶような気持ちで心待ちにしていた。
部屋へ連れてこられてからの数時間、拘束され、全身を弄ばれ、何度も絶頂させられた小夜香は、股間の二穴に奥深く差し込まれたバイブレーターを縄で固定され、上半身はチュニックのまま、下半身だけ下着も何も着けていないむき出しの格好で後ろ手に縛られていた。
そして立っている佐伯の前に膝立ちして、口だけで必死に佐伯の固く反り返ったペニスに一生懸命舌を這わせ、くわえ、亀頭を丁寧に舐め、喉の奥まで吸い込んで、頭を前後させ必死に出し入れしていた。息苦しさのあまり涙も鼻水も唾液も垂れ流し、床に水滴を何粒も作っていく。淫具に責められている膣からも、隙間から止めどなく雫が太ももを伝って流れ、次々にしたたり、床の水滴をますます増やしていった。