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籠の中の少女
第3章 松岡と小夜香
 もう一つ――。
 佐伯の目は小夜香の脳裏に一つの疑念を沸き起こさせていた。
 ――もしかしたら……
 ――ご主人様は……
 ――あの少女の所に行ってたんじゃないだろうか。
 状況からして、あの少女の『主』は松岡と考えるのが自然だ。
 そして佐伯と松岡は繋がりがあった。
 小夜香が一人アパートを訪ねた時、住人など誰もいない、と松岡が嘘をついたのは佐伯の『奴隷』が小夜香だとは知らなかったからだろう。
 佐伯が少女の存在をひた隠しにしていたのもうなずける。
 小夜香は、あの少女と交換されたのだろう。
 そう考えると――。
 小夜香は悔しさと寂しさとで一層止めどなく涙を流した。
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