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籠の中の少女
第4章 佐伯と少女と松岡と小夜香
 熱蝋の雫が一滴、少女の『足先』に――つま先近くに落ちた。
 「んぐんんんーーーっ!!」
 その瞬間、少女はボールギャグ越しにくぐもった声を上げ、全身をびくんっと跳ね上げさせた。
 熱蝋を垂らされた反応としては不思議ではないが、やや激しい。
 何滴か熱蝋を垂らされている様子を見ているうちに、小夜香の違和感は強くなっていった。
 熱蝋が垂らされるたび、少女は身体を艶めかしくよじらせ、くぐもった声は悲鳴ではなく明らかに性的快感に悶えるそれになっていた。
 少女の反応は徐々に激しくなっていき、顔は快感に溺れる『オンナ』の顔と化していた。
 「うぐぅぅううんんんんん……!!」
 少女はひときわ大きく腰を跳ねさせたと思うと、もう間もなく完全に発達が終わるであろう秘唇から、勢いよく潮を噴き出させた。
 プシャァアアアアアァァァアア……
 薄く開いた少女の目は、快楽に溺れ、涙をにじませ、虚ろになっている。
 小夜香は戸惑いを感じずにいられなかった。
 調教を施されたマゾヒストであれば、確かに熱蝋責めだけでアクメを迎えることがあっても何ら不思議ではない。彼女の身体はそれほどの被虐性への敏感さを持っているのか? だから足先を熱蝋で責められただけで、ここまでの絶頂を迎えてしまったのか?
 それにしては――
 敏感すぎるというか――
 過剰反応ではないか?――
 「どういう理由があって小夜香を連れてきた?」
 突然佐伯が、少女への熱蝋責めの手を緩めることなく、小夜香の方を見るでもなく、しかし少し大きめの声で言った。
 小夜香の身体は主の突然の声に、そう反応するのが当然のように全身をびくり、と震わせた。
 「いや、僕はちょっとばかしタヌキ寝入りをしただけっすよ」
 小夜香の背後から、別の声がした。
 小夜香は、慌てて振り向いて声の主を見た。
 松岡だった。
 「……た、タヌキ寝入り……?」小夜香が思わず問い返す。
 「これを見せるのもさあ、さぞかし面白いだろうなってね」
 松岡の言葉に佐伯は何も答えず、少女の足先を熱蝋で責め続け、彼女を一層の被虐快楽に堕としている。少女は相変わらずくぐもった声で、見た目とちぐはぐな熟れた喘ぎを部屋中にまき散らしている。
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