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籠の中の少女
第4章 佐伯と少女と松岡と小夜香
 部屋には佐伯と、拘束されているレミがいた。二人とも全裸だった。
 前回の時のように、レミは足を大きく開かされ、スタンドの上部に足首を縛られていた。もちろん下着も何もつけていない秘唇はむき出しだ。前の時より、足はさらに上に引っ張られているのか、腰が浮いて背中だけが床に着いている状態だった。
 今日も目隠しされ、ボールギャグを噛まされている。
 少しだけ小夜香が顔面を殴った痕が見て取れるものの、ずいぶんましにはなっているようだ。
 その顔には、まだ出されてまもないであろう寒天のような新鮮な精液が飛び散っていた。
 おそらく、佐伯が射出したものだろう。
 松岡は部屋の入口で足を止め、小夜香の背中を押した。
 小夜香は振り向いて松岡を見る。
 松岡の目は有無を言わせない力で「行け」と言っている。
 小夜香は、ゆっくりと佐伯の方へと歩いた。
 佐伯の手には一本鞭が握られている。
 小夜香は、佐伯の一歩手前で止まった。
 佐伯はじっと小夜香を見ている。
 その目は――
 ずっと貸し出しされ、小夜香のことなど何の興味も示さなかった時のものとは違い、それ以前の、小夜香がよく知っている佐伯の目だった。
 小夜香は、まとっているボロボロのワンピースをゆっくり脱ぎ捨てて、佐伯を抱きしめた。
 佐伯は動かなかった。
 佐伯は両手で小夜香の肩をもって少し体を離させると、小夜香の手に一本鞭を握らせた。
 小夜香は、持たされた一本鞭に目を落としながら、戸惑いの表情を浮かべた。
 そしてそのまま、しばらく動かずじっと立っていた。
 やがて、小夜香は右手でぐっと一本鞭を握る手に力を入れると、レミの方を向いた。
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