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主な君に逆らえない
第2章 全て初めてなんです
講義に出る用意を済ませ、ちらっと彼に視線を向けたところ、笑顔の彼が私の手をとって歩き出します
「第一講義室に行きますか?」
期待を込めて問いました
同じ笑顔でいや。と答え私の混乱を誘います
引かれた手に従うように私の足は目的地とは掛け離れた医務室のある方角へ進んでいきます
彼に反論も抵抗も出来ない自分が歯痒いです
そして障害などあるはずもなく真っすぐ医務室へとたどり着きました
ドア一枚開けた先には幾つか個室が並びます
疎らに施錠された部屋があり生徒が利用しているのだと思われます
「第一講義室に行きますか?」
期待を込めて問いました
同じ笑顔でいや。と答え私の混乱を誘います
引かれた手に従うように私の足は目的地とは掛け離れた医務室のある方角へ進んでいきます
彼に反論も抵抗も出来ない自分が歯痒いです
そして障害などあるはずもなく真っすぐ医務室へとたどり着きました
ドア一枚開けた先には幾つか個室が並びます
疎らに施錠された部屋があり生徒が利用しているのだと思われます