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みなしごの告白
第1章 告白 一
 常務が帰られた後、すごく気を使って疲れたからとか、着慣れないスーツが苦しいので早く着替えたいとか、なにかそんなもっともらしい言い訳をして、話を聞きたがる母をよそに足早に自分の部屋に戻りました。だって、ずっと下着の中の水分が私の股間全体を湿らせ続けてるんですもの……一刻も早く下着を脱ぎたかったんです。けれどお風呂にも入らなきゃいけないし、下着を洗濯カゴに入れるにしても、こんな濡れっぱなしのを入れるわけにもいきませんし……そんなことを考えながら、私は部屋の真ん中に立ったまま、スカートをまくりあげてストッキングを太ももまで下ろしました。そして下着の股間部分にそっと触れたら……指先にしっとりとした感触が伝わってきました。よく見るとストッキングの股間にもうっすらと水分が付いている跡が見えました。それはもうまるで……おしっこを我慢できずに少しだけもらしてしまったような感じでした。
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