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みなしごの告白
第3章 告白 三
 そうやって、いつ、常務の手が私の身体に伸びてくるか、あるいは直接常務の……固いものを膣に突き刺して頂けるのか、そればかりを待ち望んでいました。やがて、私の股間を包むように何かひんやりしたものが身体に触れました。それだけで全身をビクっと跳ねさせてしまいました。すると常務は私のむき出しのお尻を強く一発平手打ちされました。痛くて……痛くて……思わず涙が少しこぼれたくらいでした。常務は私に動かないよう強くおっしゃいました。私は言われるまま四つん這いで……震える太ももで身体を支えて……耐えました。やがて私の股間は何かに覆われ……まるでおむつのような……実際そういう形なんです。つまり……貞操帯でした。最後に小さな金属音が聞こえました。それは貞操帯に付いてる錠前の鍵を常務が掛けられた音でした。常務はおっしゃいました。『それを付けたまま朝まで過ごせ』と……。明るい部屋で常務に見られたまま服を脱がされ、四つん這いにされて、全身高ぶってしまっていた私には……とてつもなく酷なご命令でした。つまりは……勝手に自分の手で……オナニーさえその日は許さないということでした。結局その日、常務は貞操帯を付ける以外私の身体には一切触れられず、もちろん……その……射精されることもなくお帰りになりました。その後の私は……自分の性器に触れたくて触れたくて……仕方がありませんでした。逆に貞操帯がない方が……触れようと思えばいつでも触れられる状態で朝まで一切オナニーせず我慢するよう言われた方が、苦しまず普通に我慢できたかも知れません。触れようにも触れられない、貞操帯を外そうにも錠が掛かっていて外せない、そういう状況に置かれる方が、余計触れたくなってしまうものなのですね……その夜はほとんど……眠れませんでした。目が覚めて……きっと常務に知られると叱られると思いながらも、乳首を触ってみました。気持ちはよくて、もちろん快感が身体を走るんですけど、乳首だけでは私はいけませんでした。絶頂を迎えられないのに快感だけを積み重ねてしまうことは、苦しさを余計に増幅させるだけでした。そしてあきらめては無理やり目をつむり、浅い眠りに入っては疼く身体にまた目が覚めて……そんなことを朝まで繰り返したんです……。
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