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みなしごの告白
第3章 告白 三
……もちろん、存在は知ってましたよ。使ったことも使われたこともありませんでしたけど……その形から、何をされるのか簡単に想像はつきました……同時に、それを期待してる自分も……。一晩中禁欲の中で悶えさせられた効果なのか、私は自分で自分に戸惑うほど快感を欲してました。戸惑うことに気持ちを費やすことがもったいないと思えるくらいに、欲情していました。常務は……電池で静かなモーター音を響かせながら振動しているその道具を、私のクリトリスに当てられました……。あの時の刺激は、今でも忘れられないものの一つです……夜通し焦らされて、全身が性感帯と化していた私の身体は、一瞬であのマンションから飛び去り、猛スピードで天空へ駆け上ったようになり、心と身体をバラバラにされて……手足の爪の先……髪の先まで……快感というただ一つの、一切の混じりけのない感覚を隅々にまで流し込まれました。その瞬間に……あっけなく、でもたとえようのない強烈な絶頂を迎えてしまったのです……ふ……ん……っ……あぅっ……! ……いえ、はあ、は……あ、話せます、大丈夫です、続けますね……。常務は、そのまま……バイブを私の膣の奥まで……子宮口に当たるくらいまで押し込まれました。私、その刺激で……また絶頂しました。そしてそのまま、私の膣口からはみ出ているバイブの後部にロープを巻いて、抜けないように私の腰に回して結ばれました。早くも朦朧としている私を尻目に……常務は……バスルームを出て行かれました……。一晩中、欲しくても欲しくても与えられなかった刺激が、今度は連続してずっと……ずっと休む間もなく私の身体に流し込まれ続ける状態にされたんです。私は簡単に何度も絶頂しました。そして早く常務が戻られて、今度こそ生きた肉棒をいただけるのを今か今かと……くわえているボールギャグの間からだらしなく唾液を垂れ流しながらお待ちしていました。けれど……いつまで経っても常務は戻って来られませんでした。私を放置したまま……会社に行かれてしまったのでした。