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みなしごの告白
第4章 告白 四
 やがて、確か……六月頃だったかと思います。もうすぐ梅雨入りであろう時期でしたから。その頃から、常務は会社で……常務室で、その……勤務時間中に私にご奉仕を命じるようになられました……ご奉仕の内容……ですか? 常務がその気になられた時は、ソファにお座りになっている常務の肉棒をお口でおしゃぶりさせていただき、精液を……私の口でお受けすること……です。もちろん出された精液はそのまま飲ませていただきました。それまで何度かマンションでご奉仕することはありましたが、仕事場でやるのも初めてでしたし、飲ませていただくのも……出された精液を捨てる場所がないというのもありますが、それも初めてでした……。もちろんティッシュにでも吐き出して捨てればどうということはないんです。わざわざゴミ箱の中身を一つ一つ清掃員の方があらためるとも考えにくいですし。けど常務は……たとえそうであったとしても、ご奉仕の痕跡を少しでも残すということを極端に嫌われてらっしゃいました。途中で誰か他の役員や社員が入ってくる方がよほど危険なのに、……もちろん、ご奉仕の時は常に施錠してましたが……電話などはかかってくるわけです。初めての時はそれはもう……緊張と恥ずかしさで……鏡を見ずとも分かるくらい顔が真っ赤だったのが分かりました。いえ……回数を重ねても、多少の慣れのようなものは出てくるとはいえ、やはりいつでも緊張と羞恥に翻弄されていたのは変わりません。でも……その緊張と羞恥と……お口の中で実感できる常務の感触が……いつもすぐに私のショーツの股間をぐっしょりと濡らしてしまってました。あまりに濡らしてしまうので、……ええ、常務がおっしゃるには普通よりも濡れやすいそうです……勤務中はいつもナプキンをするようになったくらいです。あと、常務の精液を飲んで味わうことが……鼻を突き抜け脳の芯まで覆うような牡の香りと、喉を犯すようにからみついてくる感触、そして何より常務の体液を身体に取り込むことが、この上なく幸せに感じて……吐いて捨てるなんて考えられません。むしろ一滴残らず吸い出して全て取り込むのが当たり前になりました。
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