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みなしごの告白
第1章 告白 一
 ある日のことですが、そのころ読んでいた小説があまりにも面白くて、朝の通学の電車内で読んでた続きを早く知りたくて、授業中にこっそり読んでたことがあったんです。それで、その後の休み時間に……彼が私の所へ来て、私の目をじっと真剣な顔で見ながらひとこと言ったんです。『必死に勉強してる人間もいるんだから授業中ああいうことはやめろ』って……。その時私……その……。あ、いいえ、別に言いにくくはないですよ、この際全てを赤裸々に話した方がいいと思うんです……私……濡らしてしまったんです。なぜかは分かりません……不意にお腹の奥を……そこにある芯を二つの指先でキュッとつままれて、すごく軽い刺激なのに波紋のようにお腹から胸に響く大きな電流が通り過ぎて、熱くなった芯から汁がしたたって膣から出てきたような……そんな風に濡らしてしまったんです。恥ずかしくて恥ずかしくて、すぐにトイレに駆け込んでショーツをずらすと……布地についた液体が股間から糸を引いていました。どうして私を諭す彼の真剣な目を見ただけでこんなになったのか……わけも分からず戸惑うばかりで……。
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