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♡♡年下Lovers
第1章 ONE
離れることなく、むしろ深く合わさる2つの唇。首には彼女の腕が回っていた。
この事態に俺は情けないことにどうしたらいいか分からなかった。
腰に腕を回せばいい?
肩を強く押して引き離せばいい?
一向に行動を見せない俺の唇と彼女の唇は一旦離れる。
「…私、酔ってないですよ…」
「……じゃあ、どうしてこんなこと?」
「…好きだからに決まってるじゃないですか!」
彼女は強く言った。少し俺に睨みを効かせながら…ちょっと怒ってる?
「…東條さんは鈍感なんです!私達、担当も違うのにっ、接点とかないのにどうしてこんなに話す機会があるのかって考えたことないんですかっ!」
彼女の勢いに押され俺は何も答えることなくぼーっと思い返していた。
「全部私が、東條さんの所まで行って、話しかけて…その度に、東條さんは私のこと何とも思ってないんだって…」
また泣きそうな顔をして、でも俺から目を逸らさない。
「…今日気づいたら東條さんの匂いがしてっ…少ししたら東條さんが…裸で………私、女ですよ…?そんなに…何もないような奴に見えますか…?」
彼女の手は自分の服へ…、そしてボタンを1つずつ外していく。