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♡♡年下Lovers
第1章 ONE
お粥が出来上がり、恥ずかしいことに食べさせてもらっている。彼女は病人だからと蓮華を手放さない。
「フーっ、フーっ、…はい、あ〜ん」
「…んっ、うまい」
「熱くないですか?」
「…ちょうどいい、うまい」
そう言えば、嬉しそうに笑う。お粥でも誰かに料理を作ってもらうことっていいなと感じた。
「…2人の時は、敬語じゃなくていい」
「えっ?」
次のお粥に息を吹きかけていた彼女は目を合わせる。
「…何かおかしいか?付き合ってるんだから当たり前じゃないか?」
「……いいんですか?」
「あぁ、でも会社んときは戻せよ?」
「はいっ!…あっ、うんっ!」
お粥を食べ終わり、ソファーで色んな話をする。学生の頃、俺がまだ若かった頃にしたミスとか…お互いをもっと知れた気がした。