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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
 
「わ~…今回はいつもと違ったタイプ…」

「なんか、可愛らしいね!2個下かな?」

「でも2個下はもっと子供っぽいから1個下でしょ~っ」

教室の窓から顔を出して喋る女子たちの輪には入らず、机に出してるものを片付けていた私の元に親友がやってきた。

「莉奈は相変わらず、男のことには興味ないね」

「…当たり前、どうでもいいんだけど。何のために女子高通ってんだか分かんない」

「もうっ、いい加減お父さんのこと許してあげなよ。いつまで彼氏作らない気?」

「ずーっとだよ、もう私キャリアウーマン目指すから。あと、パパの話はしないでっ」

そう、私はパパのことがあって、男という人間に興味がなかった。

パパは私が幼い頃、大きい荷物を持ってどこかに出掛けて以来帰ってこなくなった。

ママにパパはどこにいったの?と聞くと、少し悲しそうな顔をして、遠くに行ったのよ…と言って何も言わなくなった。

幼いながら私はママにこれ以上、悲しそうな顔をさせてはならないと思ったのと同時に、ママにこんな顔をさせているパパは最低だと思うようになってから、男は全部パパのようにいつか私をも悲しませるのだと…そう思って、中高一貫の女子高に通い始めた。

 
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