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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
 
いつもと違うタイプって言ったって結局、男ってものは皆同じなの。

水曜日の時間割、それはどの日よりも早めに終わるようにどの学年にも設定されてある。

勉学に努め

隣の進学校よりも力を入れ過ぎている気がするうちの学校は、私立だけあってか授業が異様に多い。

そんな日が毎日あっても身体を壊してしまうと、5日の授業の真ん中、水曜日に息抜きをできるよう、他の学校が終わるのと同じぐらいにうちの学校も終わる。

夜まで待てないR高校生たちは、その水曜日の放課後、門に集まって通りがかる生徒に声をかけ呼び出してもらっているわけ。

毎週ずーっと私が呼び出されてるわけじゃないけど、ほぼほぼ私。二週に一回、私が来てる気がする。


一階までたどり着いて門まであと少し、門にもたれかかる後ろ姿が見えた。

黒い髪をさらさらと風になびかせて、それはとても綺麗な風景画を見てるようで…

「…お待たせ」

そう声をかけると、勢いよく振り向き、満面の笑みを私に向けた。

 
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