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第3章 THREE

その笑顔を見た瞬間に、本当にいつもと違うタイプなんだと実感した。

こんな可愛らしい子が私に会いに来たのはきっと初めて。

もちろん、世間一般の目からはイケメンと言われる部類だが、私にとってイケメンと言われる男は、自覚を持っている。

そこがまた、憎らしい……

俺はモテてるからこいつだって落とせるみたいな目を向けて、好きだやら付き合って欲しいやら、言ってくる。

だから信用ならないの。

付き合うことに興味ないって振れば、案の定、まず驚いてから、自分のプライドが傷つけられたと怒りを露わにし、許さないとするやつには酷い事もされた。セクハラ的な…


でも、この子はなんだか違うかもしれないって…

そう思ってしまうような笑顔だったから、私はいつものように自分を保てなかったんだと思う………