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♡♡年下Lovers
第3章 THREE

翌日の朝、電車に揺られながら考えるのは昨日の真紘くんのこと。
私たちの最寄り駅に着く時間を教えたのは昨日のこと。
思ってたより早い…と驚きながらも、また明日と手を振って颯爽と走る彼の後ろ姿を見て、私はやっぱりどこかで彼が私の中で思う男と違うことに期待してしまう。
いつ、乗ってくるんだろう…?
そんな考えが頭を巡るけれども、全く現れる気配がなくて、だんだんと
やっぱり男って皆同じじゃない
と思うようになってしまった。
…期待した私がバカだったの……
どうして寂しく思ってしまうのか分からない、でも、私の顔は下に向いてしまった。
瞬時に、腕が力強く引っ張られてしまった。
誰だ誰だと、舌打ちしてやろうと顔を上げると、……息を乱した真紘くんが、笑っていた。

