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♡♡年下Lovers
第3章 THREE

「…ハァハァ、俺ってきっと、バカなんだよ…、8両もあんのに、…どこに乗ってんのか聞くの忘れて…ハァ」
息を乱しながらも、言葉を繋げようとして、笑顔を絶やさない真紘くんに泣きそうになった。
「…もし、会えなかったら、一生会ってくんないと思ったから…めっちゃくっちゃ探した…ハァ、本当に見つかってよかった…」
疑ってごめんなさい、そして、来てくれてありがとう…
「…ふふっ、真紘くんの最寄り駅どこ?」
そう、聞いたはずなのに、真紘くんは顔をさらに赤くした。
「…どうして赤いの?」
「……こんなに、近くで…笑顔見れるの初めてだから…」
呼吸を整えて、笑顔がやっぱり一番って、あなたのためにあるような言葉を、向日葵のような明るい笑顔で言ったあなたへの期待がさらに膨らむ朝の時間ができてしまった。

