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♡♡年下Lovers
第1章 ONE
松田さんはさっきよりもお酒が回ってるのか、フラフラ揺れている。
「んふふ〜っ、東條さんっ、東條さんっ」
「はいはい…早くお水…」
「これで間接キスですねっ♡」
……っ〜〜!?
笑顔で、頬を赤くして、そんなこと言う酔っ払いをもうここに置いてはいけないと思った。
「……東條さん、行っていいっすよ。向こうは向こうで出来上がってるし、後で言っときます」
海が気を利かせて言ってくれた。確かに、向こうは向こうで抜けづらいかもしれない…
「…でも、いいのか?そんなこと頼んで」
「いいっすよ、酔い潰れた社員を送りに行ったって言えば、大丈夫じゃないっすか?…それより、あの酔っ払い先にどうにかしないと、他の先輩に捕られますよ?」
「…さんきゅー、じゃ頼んだわ」
海に任せて俺は松田さんを担ぎ、一緒にタクシーに乗り込んだ。