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♡♡年下Lovers
第3章 THREE

「…知らない男といきなり付き合うとかするのあんた達ぐらいでしょ?」
吐き捨てるように言葉を出せばまるですぐ噛みついてくるんじゃないかって顔をしながらキレはじめた…
「はぁ~!?」
「ちょっと顔が整ってるからって調子のんないでよ!」
「あんたに寄ってくる男なんか所詮顔だけなんだから!可哀想に…プッ」
……心底どうでもいいんだけど…
もう帰ろう、こんな人に関わるほど真紘くんを待ちたくない…
もう、真紘くんなんて…知らないもん……
きっと真紘くんだって…所詮顔だけの私に近付いたにすぎないんだから……
囲まれた女子の輪を抜け出そうと一歩だけ踏み出せば、聞きたかった声より少し低い音が耳を通った。
「……好き勝手言ってんじゃねー…」
まさかと思いながら顔を上げて声の方を見れば、髪はボサボサで、マスクをしていて、それでも目は強く睨みを効かせている…そんな見たことのない真紘くんがいた……

