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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
「ごめんね、こんな格好で…」
真紘くんの部屋に案内されて床に腰を下ろした私に、申し訳なさそうに話した真紘くん。
マスクを外して、水滴のつく鼻の下を腕で拭い、髪の毛をガシガシと触った。
「…病院に行ってたんだ、そしたら妹から電話かかってきて…ビックリした、女の子に囲まれてることより、…莉奈ちゃんが俺の学校の前にいるんだよ」
そう言って嬉しそうに笑う真紘くんに胸がキュンと鳴った。
「……ずっと、風邪だったの?」
「うん、…ずっと寝込んでた」
「私、分からなくって…真紘くんに…ずっと会いたかったの…」
「え、莉奈ちゃん…?」
「…真紘くん、……どうしよ…」
私はドクドクと煩い心臓の音を感じながら…
「…真紘くんのこと、…好きかもしれない」