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♡♡年下Lovers
第3章 THREE
勢いよく真紘くんが私の隣に来て、ぎゅっと抱きしめた。
「…ねぇ、…もっかい言って…?」
「私、…好きかも…真紘くんのこと…」
「…どうして、言い切ってくれないの?」
少し身体を離して私の目を覗くように見る綺麗な2つの目。
「…人を、男の人を…好きになったことがないの…だから、分かんない…」
「じゃあ、…俺が初めてってこと?」
「…うんっ」
「…嬉しいよ~…、でも、俺は莉奈ちゃんのこと大好きだよ」
嬉しそうに笑って、思いを伝えてくれる…。胸の鼓動があれから治まることはなく、さらに早くなるだけ…
…ドキドキしすぎて、死んでしまうんじゃないかって呑気なことを考えてた。
「…目、瞑ってくれる…?」
「えっ…」
それって……
「嫌?駄目かな…?」
真紘くんはズルい…そんな顔されたら、断れないよ…
私は、そっと瞼を閉じて、真紘くんが近付いてくる気配を感じていた。