この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
♡♡年下Lovers
第3章 THREE
ヴーヴーヴーヴーヴーヴー…
目を瞑っていた私は、真紘くんが離れていくのを感じた。
それでも、私は目を開けようとはしなかった。
「…莉奈ちゃんのだよ」
「……いいのっ」
「まだ鳴ってるよ?」
「……」
だって、目を開けてしまったら、真紘くんとの距離がまたできちゃいそうで…
1回だけでも2人の距離が0になってしまえば、今日までみたいに不安になることなんてないと思ってしまう私がいた。
「…莉奈ちゃんが好きって言ってくれて、俺、次は堂々と莉奈ちゃんに会えるでしょ?」
「……」
「莉奈ちゃんと連絡取りたいから、連絡先交換しよ?」
「……」
「この風邪が治る日までまだ会えないけど、連絡先知ってたら電話することできるよ?」
「……」
「早く、目開けて、莉奈ちゃん?」
何も言わない私にずっと促すように話しかける声が心地良い。
優しい声に負けて、私はそっと目を開けた。
目を瞑っていた私は、真紘くんが離れていくのを感じた。
それでも、私は目を開けようとはしなかった。
「…莉奈ちゃんのだよ」
「……いいのっ」
「まだ鳴ってるよ?」
「……」
だって、目を開けてしまったら、真紘くんとの距離がまたできちゃいそうで…
1回だけでも2人の距離が0になってしまえば、今日までみたいに不安になることなんてないと思ってしまう私がいた。
「…莉奈ちゃんが好きって言ってくれて、俺、次は堂々と莉奈ちゃんに会えるでしょ?」
「……」
「莉奈ちゃんと連絡取りたいから、連絡先交換しよ?」
「……」
「この風邪が治る日までまだ会えないけど、連絡先知ってたら電話することできるよ?」
「……」
「早く、目開けて、莉奈ちゃん?」
何も言わない私にずっと促すように話しかける声が心地良い。
優しい声に負けて、私はそっと目を開けた。