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官能ショートショート『366日』
第1章
助手席の彼女を見た。
彼女は大きなお腹を両手で支え、そこを大事そうに撫でていた。
幸せそうに見えた……。
結衣が顔を上げる。
「凜子さん、道わかる?」
「うん、大丈夫、そこならよく行くから……」
そう、良く知っている場所だ……。
そう、彼の……。
ん? なんだろう?
なにかが引っかかった。
いやな感じの、なにかだ。
「あれ、結衣さん……結衣さんの苗字ってなんでしたっけ?」
なんだろう?
この胸騒ぎは?
「鈴木です」
「あ、そうだ、鈴木さんだ、ごめん、ごめん……」
鼓動が早くなった。
彼女は大きなお腹を両手で支え、そこを大事そうに撫でていた。
幸せそうに見えた……。
結衣が顔を上げる。
「凜子さん、道わかる?」
「うん、大丈夫、そこならよく行くから……」
そう、良く知っている場所だ……。
そう、彼の……。
ん? なんだろう?
なにかが引っかかった。
いやな感じの、なにかだ。
「あれ、結衣さん……結衣さんの苗字ってなんでしたっけ?」
なんだろう?
この胸騒ぎは?
「鈴木です」
「あ、そうだ、鈴木さんだ、ごめん、ごめん……」
鼓動が早くなった。