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衆人環視に濡れる姫刑事
第6章 キモオの店
ATMで下ろした金の入った銀行の封筒を、上着の内ポケットから無造作に取り出す。

「ムヒョヒョ!シブチンのガマさんにしちゃ珍しいね?そんなにオヒメちゃんが大事かい?」

「うるせぇな、そんなんじゃねぇよ!俺はただ自分が出し抜かれたのが気に入らねぇだけだ」

蒲生は怒鳴りながら封筒をキモオに押し付けた。




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