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第2章 壱

抵抗も虚しくTシャツを引きちぎられる。
そして初めて異性に胸をさらけ出してしまった。
よりにもよって鬼島に。

「くっ……見るな！」

「意外とでけぇ胸だな……今まで男とヤった事ないなんて勿体ねぇ奴だ……俺がたっぷり相手してやるよ」

そう言うと鬼島は胸を鷲掴みにし、力いっぱい握り締めた。

「痛っ！」

「ビンタの分だ、いてぇか？」

「離せ！ ……！？」

胸を鷲掴みにしたまま顔を近付けてきたと思ったら、首筋をベロりと舐められる。
生暖かい舌の感触を感じつつも、悲鳴を殺す東城。
だが鬼島は容赦なく責める。