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調教
第3章 弐
怒りをグッと抑え、震えながら箸を取ると精液付きの卵焼きを掴んだ。
ドロリと精液が垂れる。
大好きだった卵焼きを前に拒絶の表情を浮かべる。

「早く食え。日が暮れちまうぞ?」

鬼島に急かされ、口元に運ぶも異臭が食す事を拒絶する。
東城は泣きそうになりながらも口の中に入れた。
そしてグチャグチャと咀嚼する。

「……うぶっ!」

堪らず水筒を手に取ると水でそれを流し込んだ。
もういいだろ?と口を開きかけた時……

「何してんだ? 全部食え」

衝撃的な言葉に絶望する。
これを全部食べるのは拷問である。

「無理とは言わせねぇ。食えつったら食え。めんどくせぇんだよ」

もはや東城は泣いていた。
涙を溢しながら唐揚げを取る。
もちろん精液はたっぷり付いている。
それを震えながら口に入れ、咀嚼する。

「どうだ美味いか?」

「……」

「美味いかって聞いてんだよ。幼稚園児かてめぇ? ほら、笑顔で答えろ」

「……お、美味しいです」

泣きながらひきつった笑顔を見せる。
その無様な東城を、鬼島はニヤニヤと笑いながら撮っている。
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