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Neve
第1章 冬猫マロース
セリシア。通称シェリーだ。
「シェリー!おはよう!」
「おはようレイ!今年も降ってるねぇ。」
「ね!雪掻き大変そうだけど…」
「そんなの遊びながらやってたらあっという間よ!」
「そうだよね!」
セリシアは一階の玄関の方から、二階の僕達を見上げる。
「シェリー、氷柱気を付けてね?」
「大丈夫よー!何?私に氷柱が落ちた時のことまだ根に持ってるの?」
「いや、そういう意味では…あるのかな…」
5年前。シェリーの頭上に氷柱が落ちた。
無傷だったものの、僕のショックは大きかった。
そりゃそうだろう。
好きな人が危険な状態に晒されるのだ。
「ねえ、早くおりて来ないの?」
「ああ、今行くよ。ほら、ライトも起きて着替えて!」
「…んー…」
まだ眠そうなライトを叩き起こし、セリシアと外で遊ぶために支度を整える。
いつまでも女の子を外に待たせておく訳にはいかない。
「シェリー!おはよう!」
「おはようレイ!今年も降ってるねぇ。」
「ね!雪掻き大変そうだけど…」
「そんなの遊びながらやってたらあっという間よ!」
「そうだよね!」
セリシアは一階の玄関の方から、二階の僕達を見上げる。
「シェリー、氷柱気を付けてね?」
「大丈夫よー!何?私に氷柱が落ちた時のことまだ根に持ってるの?」
「いや、そういう意味では…あるのかな…」
5年前。シェリーの頭上に氷柱が落ちた。
無傷だったものの、僕のショックは大きかった。
そりゃそうだろう。
好きな人が危険な状態に晒されるのだ。
「ねえ、早くおりて来ないの?」
「ああ、今行くよ。ほら、ライトも起きて着替えて!」
「…んー…」
まだ眠そうなライトを叩き起こし、セリシアと外で遊ぶために支度を整える。
いつまでも女の子を外に待たせておく訳にはいかない。