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狂人、淫獣を作る
第3章 飼育
(2)
こうして、後藤はリナの成績を口実に少しずつ調教を重ねていった。調教する日は後藤はリナに学校を休ませた。そして朝から晩まで時間をかけてたっぷりとリナの身体を染め上げた。
本当は毎日でも責めたいほど後藤はリナの身体に夢中になった。マユ以上の若さと、ほとんど被虐性愛を仕込まれていない無垢な身体。そして学校の制服が似合う瑞々しさと、快感に蹂躙される時にのぞかせる大人の色香が同居する背徳感――。
しかし後藤は相変わらず、はやる欲と猛る嗜虐心を自制し、慎重にタイミングを見計らって調教を施した。
ある時、何度かやってきたように、緊縛して両乳首とクリトリスの三つの突起を淫具責めしつつ鞭打って、数回リナが絶頂を迎えた後のことだった。
「あ……あん……ごへんなふぁい……ごへんなふぁい……」
ボールギャグ越しに力なく謝罪の言葉を発し続けるリナの後ろで、後藤は、輪の付いた紐だけが中から出ているリナの尻穴を眺めていた。尻穴は呼吸するようにヒクヒク動いている。しわも綺麗で、とても排泄の穴とは思えない可憐さと淫靡さだ。
後藤はおもむろにリナの肛門から出ている紐の輪を指でつかんだ。
「あうっ……」
リナはその淫具を通して肛門の内側に刺激を感じて声を小さくあげる。
後藤は手に力を入れ一気に紐を引き抜いた。
ピンポン玉くらいの大きさの珠が十数個連なるアナルビーズが、ズポポポポポッ……と音を立てリナの肛門から勢いよく引き出される。一つの珠が抜け出るたびに肛門は無理矢理こじ開けられ、瞬時に閉じられる。その感触が繰り返し連続して一気にリナの全身を駆け巡る。
「ああぁぁぁああああぁぁぁああああっ!!」
リナの大きな叫び声が部屋中に響く。
それとともに、リナは全身を激しく痙攣させた。
全部珠を抜かれたリナのアナルは、少しめくれ上がり内側の淡いピンクの粘膜をのぞかせながら、切なげにパクパクと閉じたり開いたりしている。
リナの全身は力が抜けきって頭をうなだれぐったりしていた。