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狂人、淫獣を作る
第3章 飼育

(3)

 季節は流れ、リナの身体は被虐に対しての感度が上がってゆき、同時に――成績も徐々に上がっていった。そして晴れて志望校に合格することができた。
 合格発表があったその日、リナは朝から結果を確認してくるとすぐに後藤の元へとやってきて、早々に『調教部屋』に連れられてきた。
 学校はとっくに休みなのでリナは合格発表を私服で見に行ったのだが、わざわざ制服に着替え、床に座り込んだまま全裸で仁王立ちしている後藤の張り詰めた肉棒に、愛しげに舌を這わせていた。
 後藤の肉棒は、全体がくまなくリナの唾液にまみれ、照明を反射させ、テラテラと卑猥な光を放っている。
 「うれしいですっ……本当に……ありがとうございますっ……ご主人様のおかげです、何もかも……ご褒美を……ずっと待ってたご褒美をくださいっ……約束通りに……」
 後藤は上からリナの頭頂部の黒髪を荒々しくつかんで引っ張った。
 リナは、髪と下腹の芯が直結しているかのように腰だけを卑猥にビクッと跳ねさせた。
 「何が欲しいかちゃんと言え」
 「はっ、はっ……」
 リナはためらった。
 後藤はさらにリナの髪を引っ張った。再びリナの腰が跳ねる。
 「あうっ……ざ……」
 リナは上目づかいに懇願するように後藤を見た。
 後藤は表情ひとつ変えずリナを見下ろしている。
 「ざっ……ザーメン飲ませてくださいっ……! リナのお口にっ……! ご主人様のザーメンの味を教えてくださいっ……!!」
 後藤はニヤリとしながら髪から手を離すと、あごをクイッと動かし、リナを促した。
 後藤は、リナからまだ精飲の経験がないことをすでに本人から聞いていた。さすがにフェラチオはやらされたようだが、野田は精飲どころか口内射精もまだやっていなかった。その事実は、後藤の所有欲をさらに満足させていた。
 リナはひざ立ちになり、オスを欲情させる肉感的な唇をできるだけ大きく開けて、後藤の巨根をくわえて飲み込んでいった。
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