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狂人、淫獣を作る
第1章 獲物
 再びマユは全身を激しく痙攣させると、あっさりと絶頂を迎えた。
 「また勝手にイったのか」
 後藤はクリトリスの洗濯バサミの糸を引っ張ると、その先端もマユの歯で噛ませた。
 自らの口で三つの突起を責められ続けたマユは、その後も簡単に何度も何度も絶頂し、目はうつろで視線が定まらなくなり、やがて尿道から黄色がかった液をジョロジョロとだらしなく垂れ流した。
 しばらくの後、マユは全身の緊縛を解かれ、洗濯バサミも外され、床に全裸のまま放り出された。横向きに倒れたまま脱力して動かない。
 後藤は、手にしていたバラ鞭でマユの尻を力一杯打った。
 「ヒッ………………」
 マユは小さく悲鳴を上げた。悲鳴を大きくするだけの力がないのだろう。
 後藤が何を命令するわけでもなく、マユはゆっくり動き出し、頬を床につけて両脚をひざ立ちで大きく広げると、肛門が天井を向くくらいに精一杯尻を高く突き出した。
 逆さになったアゲハの『胴体』は刃物で裂かれたかのようにパックリと左右に開き切って、中の卑猥な桃色の内臓がぬらぬら光を反射している。そして『頭部』は真っ赤に腫れ上がり、はち切れそうになっていた。
 マユは、脚をプルプルプルと小刻みに震わせ必死に身体を支えながら絞り出すように言った。
 「……ご主人様……マユのはしたない尻穴に……おちんぽをください……」
 後藤はじっと、しわをひくつかせるマユのアナルを見ていた。
 後藤の、鞭の持ち手を握る拳に力が入る。
 「……俺が貫通させた穴じゃないのに、厚かましくもそこに俺の一物を挿し込んで欲しいというのか?」
 「もっ……申し訳ございません……! ご主人様に飼っていただく運命だったのに、それが宿命だったマゾ奴隷なのに……! 拾っていただく前に勝手に貫通させてしまって申し訳ありません! アナル処女じゃなくてごめんなさい! アナル処女じゃなくて……ごめんなさいぃぃぃいい……!!」
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