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勤労少女
第1章

 毒づきながらさんざん罵声を浴びせかけてきた客を帰したあと、詩緒莉はいつものようにバスタブにお湯をためてシャワーで身体を洗った。
 ふと、動きを止めて、鏡に映る自分の全身を詩緒莉はじっと見た。
 一糸まとわぬ未成熟な裸体に、ミサンガだけが手首に巻かれている。
 詩緒莉はそっとミサンガに触れた。
 そして、さっきまで見知らぬ男に舐め回され、撫で回された耳、うなじ、鎖骨、背筋、乳房、乳首、手の指、お腹、陰唇、太もも、ふくらはぎ、足の指――を順番に触っていった。
 最後に、舌を入れられ唾液を流し込まれた唇を半開きにした。
 突然詩緒莉は、口を大きくあけてシャワーの湯を流し込むと、何回も何回もうがいを繰り返し、足元に吐き出した。そしてボディソープを染みこませたスポンジで全身を思い切り強い力でこすりはじめた。
 こするというより、上から下に払い落とすような動きだった。
 入れている力が強いためか、白い肌はどんどん赤みを帯びていく。
 こする速さがだんだんエスカレートしていく。
 詩緒莉は思い切りスポンジを足元に投げつけると、脚を開いて陰唇を広げ、泡だらけの指を膣に入るだけ入れてやみくもにかき回した。そしてシャワーの射出口を、広げたままの陰唇に押し付けた。
 その後、詩緒莉はボディソープの入れ物のふたを開け、お湯で満たされたバスタブに全部注ぎ入れると、空の容器を投げつけ、バスタブに飛び込んだ。そして、洗濯機の中の洗濯物のごとく、自分の身体を狂ったようにくねらせたり、ぐるぐる回ったり潜ったり、暴れ回るような動きを何度も何度も繰り返した。
 やがて、詩緒莉は動くのをやめ、手首のミサンガに目をやった。
 はぁ、はぁ、と肩で息をしている。
 詩緒莉は湯の中で三角座りになり、しばらくミサンガを見つめていた。
 突然、詩緒莉はミサンガに手をかけて外そうとした。
 が、外せなかった。
 ミサンガから手を離すと、詩緒莉は頭をかきむしるような動きをして、うなった。
 どれくらいの間、うなっていただろうか。
 しかし――
 突然、詩緒莉はバスタブから出てバスルームを飛び出し、泡だらけで濡れたままの体で部屋の中を駆け抜けると、バッグから裁縫道具の箱を取り出した。
 そしてミサンガを手首から抜き取り、箱の中の小さなハサミを手にした。
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