この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第7章 デュラン-番外編
「お兄ちゃん、どうだったの?」
デュランは自宅に戻るとコイフ(兜)を脱ぎ捨て、妹のレジーナを睨みつけた。
「ジャスワントなにを吹き込んだ!?」
「何って一人で行くもんだから…」
「好きな女に武力で助けられた男の気持ちもわからないのかっ! しかも、俺のために来たんじゃない…」
戦士であるデュランには、特に女の情けが屈辱だった。
「し、死んだらどうするのよ! 一人で勝てる相手じゃないのに」
「俺は、ウインディーネの……」
デュランは水の精霊魔法に関しては一番の自信があった。
樹海が海に沿っていれば、水の上位であるクラーケンの加護すら受けれると言われたが、下位のウインディーネを極めるにとどまっている。
水の精霊を極めれば、風や火の精霊とケンカしてすべてを極めることはできない。
言いかけて、デュランは自分の部屋に戻っていった。
****
デュランは自宅に戻るとコイフ(兜)を脱ぎ捨て、妹のレジーナを睨みつけた。
「ジャスワントなにを吹き込んだ!?」
「何って一人で行くもんだから…」
「好きな女に武力で助けられた男の気持ちもわからないのかっ! しかも、俺のために来たんじゃない…」
戦士であるデュランには、特に女の情けが屈辱だった。
「し、死んだらどうするのよ! 一人で勝てる相手じゃないのに」
「俺は、ウインディーネの……」
デュランは水の精霊魔法に関しては一番の自信があった。
樹海が海に沿っていれば、水の上位であるクラーケンの加護すら受けれると言われたが、下位のウインディーネを極めるにとどまっている。
水の精霊を極めれば、風や火の精霊とケンカしてすべてを極めることはできない。
言いかけて、デュランは自分の部屋に戻っていった。
****