この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
俺は久しぶりに見下ろした。
姪っ子以外に

「お前…人間だろ? ここにいろ」

「…ああ、わーったよ」

面倒だった俺は残った。ジャスワントが中から呼びに来るかな、と思ったが--

「立哨は大変だな…何時間で交代なんだ?」

俺は止めたゴブリンに話しかけた。
彼の視線は冷たい。

「…あんた…なんで軍隊の格好を?」

「これしか持ってきてないからだよ」

「ふ~ん。 血なまぐさい匂いがプンプンすんぜ。 軍隊あがりの何者かってとこだろ?」

「お前こそ、女好きってツラしてるくせに。 結婚してんのか?」

「結婚? 子供は女王が産むんだ。 俺たちゃ言われるがまま働くだけよ」

ゴブリンは…蟻か…
多分、その部族による違いがあるのだろうが、子だくさん、卵でないと難しいな。

「まぁいい…何でまた土地を探しているんだ?」

「よく言うな、人間が俺たちの住むところを―‐」

言いかけたところでゴブリンは口を閉ざした。
人間の恨みをかって復讐されるのを恐れたのだろうか?
かつての見えない邪神より、人間の方が恐ろしいのだろうか?
何かを言いかけたのだが、

俺は、立哨ゴブリンの邪魔にならないようにドカッと地面に座ると、ポケットからチョコレートを取り出した。
数日間ポケットの中にあったため、ビニールの中で潰れている。
そのまま、立哨ゴブリンに渡した。

「食えよ。 まさか糖質制限とか言わないよな?

/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ