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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
俺は久しぶりに見下ろした。
姪っ子以外に
「お前…人間だろ? ここにいろ」
「…ああ、わーったよ」
面倒だった俺は残った。ジャスワントが中から呼びに来るかな、と思ったが--
「立哨は大変だな…何時間で交代なんだ?」
俺は止めたゴブリンに話しかけた。
彼の視線は冷たい。
「…あんた…なんで軍隊の格好を?」
「これしか持ってきてないからだよ」
「ふ~ん。 血なまぐさい匂いがプンプンすんぜ。 軍隊あがりの何者かってとこだろ?」
「お前こそ、女好きってツラしてるくせに。 結婚してんのか?」
「結婚? 子供は女王が産むんだ。 俺たちゃ言われるがまま働くだけよ」
ゴブリンは…蟻か…
多分、その部族による違いがあるのだろうが、子だくさん、卵でないと難しいな。
「まぁいい…何でまた土地を探しているんだ?」
「よく言うな、人間が俺たちの住むところを―‐」
言いかけたところでゴブリンは口を閉ざした。
人間の恨みをかって復讐されるのを恐れたのだろうか?
かつての見えない邪神より、人間の方が恐ろしいのだろうか?
何かを言いかけたのだが、
俺は、立哨ゴブリンの邪魔にならないようにドカッと地面に座ると、ポケットからチョコレートを取り出した。
数日間ポケットの中にあったため、ビニールの中で潰れている。
そのまま、立哨ゴブリンに渡した。
「食えよ。 まさか糖質制限とか言わないよな?
姪っ子以外に
「お前…人間だろ? ここにいろ」
「…ああ、わーったよ」
面倒だった俺は残った。ジャスワントが中から呼びに来るかな、と思ったが--
「立哨は大変だな…何時間で交代なんだ?」
俺は止めたゴブリンに話しかけた。
彼の視線は冷たい。
「…あんた…なんで軍隊の格好を?」
「これしか持ってきてないからだよ」
「ふ~ん。 血なまぐさい匂いがプンプンすんぜ。 軍隊あがりの何者かってとこだろ?」
「お前こそ、女好きってツラしてるくせに。 結婚してんのか?」
「結婚? 子供は女王が産むんだ。 俺たちゃ言われるがまま働くだけよ」
ゴブリンは…蟻か…
多分、その部族による違いがあるのだろうが、子だくさん、卵でないと難しいな。
「まぁいい…何でまた土地を探しているんだ?」
「よく言うな、人間が俺たちの住むところを―‐」
言いかけたところでゴブリンは口を閉ざした。
人間の恨みをかって復讐されるのを恐れたのだろうか?
かつての見えない邪神より、人間の方が恐ろしいのだろうか?
何かを言いかけたのだが、
俺は、立哨ゴブリンの邪魔にならないようにドカッと地面に座ると、ポケットからチョコレートを取り出した。
数日間ポケットの中にあったため、ビニールの中で潰れている。
そのまま、立哨ゴブリンに渡した。
「食えよ。 まさか糖質制限とか言わないよな?