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第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる

「傭兵……だったら傭兵に依頼しよう植物女退治を」

「その依頼は既に受けてい――」

「あっ！！」

ダーベラは慌てて俺の口を閉ざした。

「アズダール！ズメディ様を連れて行け」

「はっ」

アズダールと呼ばれたボブゴブリンが王女のズメディを外へ、

「何をするぅ！その人間に依頼しろー報酬は思いのま－－-」



「よし、出陣だ！」

「早、ここは作戦を考えてからにしたほうがいいだろう」

「ええぃ！お前が王女様を見た時の目！あれは強姦したいって野獣の目だった。
我々だけでやる」

「交渉決裂だな！」

「あーそうとも、行くぞ。クローターを起こしてこい」

「全滅するぞ」

「前回の戦いは強襲されたのが敗因だ。守る者がなければ勝てる」




そんなこんなで出陣していってしまった。
ボブゴブリンだけで向かったので人数は少ない。

「だ～、結局ゴブリンとは仲良くなれなかったね…」

ジャスワントとエルフの村への帰り道だった。

ジャスワントは気絶していて、誘拐を余り、覚えていないようだった。