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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
「…やっぱり俺は彼らのところへ戻るよ」

ジャスワントにそう言うと俺は走り出した。

「えっ?」

「君は帰って自分の仕事をすればいい」

彼女を振り切って向かう先はゴブリンの駐屯地だ。
王女様があんなにかわいいとは思いもしなかったため、内心では積極的ではなかったが―‐




駐屯地に戻ってきた俺は王女様のいる大きな天幕へ、

「人間! 何しに来た?」

門番のゴブリンに、

「王女様に会いに来たんだ、植物討伐の件でな」

「ちょっと待て、俺が聞いてくる」

門番はペラっとめくって中の王女様と話しているようだ。

「よし、いいぞ入れっ」

中に入ると、王女様と大臣っぽい男がいた。

「貴様はダーベラ達と一緒にいた人間だな。
して、討伐依頼を受けてくれるのだな?」

もともと、ゴブ女子ハーレム遊びをしようとしていた案件だ。

「そのとおりだ。 王女様を一晩中好きにしていいなら俺がなんとかしてやる」

王女様と大臣が顔を見合すと、すぐにジャッジが下された。

「まぁいいだろう。一晩だけ貴公の慰み者になれと言う事だろう?」


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