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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる
決断した俺は、意気揚々と天幕を飛び出すが、ダーベラ達の行先は誰も知らないという事がわかった。
駐屯地を抜け、その城塞という場所を探すのだが、途方もないことになってしまった。
PDAの地図にも、その城塞は表示ができない。
「う~ん、困ったな……」
と、その時―‐
「ダーリンっ☆」
『えっ!?』
樹海を移動中に声がする方を見ると、
「デルピューネ!」
ラミア亜種のデルピューネが林の中から現れた。
「こんなところで何をしているノ?」
燃えるような赤い髪のキュートな顔。
「いやぁ…仕事で現場に向かわなければならないんだけど…場所がわからなくてね」
俺はリュックから着替えの迷彩Tシャツを取り出して彼女に着せた。
さすがに裸では目のやり場に困る。
「それより、お腹の子供の調子は?」
彼女は理論上、俺の子を妊娠しているハズなのだが、お腹は引き締まっている。
「こないだヤッたばかりなのにすぐに子供がお腹の中にいるわけないでしょう。ふふふ」
「このあたりに城塞はないかな?」
「しばらく前にダーリンっぽい格好をした兵隊たちがテキパキと組み立てるように作っていたワ」
陸軍の施設構築部隊だろう。
何かを樹海でしようとしている。
BCWのテストか?
テストなどしなくても充分な戦闘力だろうに…
駐屯地を抜け、その城塞という場所を探すのだが、途方もないことになってしまった。
PDAの地図にも、その城塞は表示ができない。
「う~ん、困ったな……」
と、その時―‐
「ダーリンっ☆」
『えっ!?』
樹海を移動中に声がする方を見ると、
「デルピューネ!」
ラミア亜種のデルピューネが林の中から現れた。
「こんなところで何をしているノ?」
燃えるような赤い髪のキュートな顔。
「いやぁ…仕事で現場に向かわなければならないんだけど…場所がわからなくてね」
俺はリュックから着替えの迷彩Tシャツを取り出して彼女に着せた。
さすがに裸では目のやり場に困る。
「それより、お腹の子供の調子は?」
彼女は理論上、俺の子を妊娠しているハズなのだが、お腹は引き締まっている。
「こないだヤッたばかりなのにすぐに子供がお腹の中にいるわけないでしょう。ふふふ」
「このあたりに城塞はないかな?」
「しばらく前にダーリンっぽい格好をした兵隊たちがテキパキと組み立てるように作っていたワ」
陸軍の施設構築部隊だろう。
何かを樹海でしようとしている。
BCWのテストか?
テストなどしなくても充分な戦闘力だろうに…