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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる

「じゃあ…ここでお別れだな…」
サラマンダーの命は尽きようとしていた。
すでに指先のぬめりも無くなりはじめ、アルラウネが触手で抱いていないと落ちそうなくらいだ。
「ああ…ありがとう。一緒に戦えて光栄だ」
「御武運を…」
セーラー服の少女は泣いていた。
樹海に入ったわけではない。
夕方から夜になりかけると部活が終わる頃には暗くなる。
それを狙って、オークは樹海から抜け出して少女を襲ったのだ。
恐らく、このオークは常習犯だ。
樹海から出た亜人は殺していい法がある。
樹海には様々な亜人の娘がいるので危険を冒して人間の女の子にこだわる必要はない。
このオークが人間を選んだのは、もちろん人間の少女が弱いからだ。
サラマンダーがオークに向かってゆく。
攻撃は一瞬だった。
サラマンダーは舌でオークの額をトンッと突いた。
本来であれば脳を貫く、
サラマンダーは弱っていたのだ。
それは、やはり出血が原因だ。
「ぐわぁ!」
オークが仰向けに倒れ込む。
地面に投げ出された少女の手にサラマンダーが舌を絡めた。
「お嬢ちゃん、こっちだ」
「ば、バケモノ!?」
「…しゃべる、大サンショウウオさ」
サラマンダーは手をグイグイ引っ張って少女を樹海の外に出れるよう誘導した。
そして、オークから離れていく。
サラマンダーの命は尽きようとしていた。
すでに指先のぬめりも無くなりはじめ、アルラウネが触手で抱いていないと落ちそうなくらいだ。
「ああ…ありがとう。一緒に戦えて光栄だ」
「御武運を…」
セーラー服の少女は泣いていた。
樹海に入ったわけではない。
夕方から夜になりかけると部活が終わる頃には暗くなる。
それを狙って、オークは樹海から抜け出して少女を襲ったのだ。
恐らく、このオークは常習犯だ。
樹海から出た亜人は殺していい法がある。
樹海には様々な亜人の娘がいるので危険を冒して人間の女の子にこだわる必要はない。
このオークが人間を選んだのは、もちろん人間の少女が弱いからだ。
サラマンダーがオークに向かってゆく。
攻撃は一瞬だった。
サラマンダーは舌でオークの額をトンッと突いた。
本来であれば脳を貫く、
サラマンダーは弱っていたのだ。
それは、やはり出血が原因だ。
「ぐわぁ!」
オークが仰向けに倒れ込む。
地面に投げ出された少女の手にサラマンダーが舌を絡めた。
「お嬢ちゃん、こっちだ」
「ば、バケモノ!?」
「…しゃべる、大サンショウウオさ」
サラマンダーは手をグイグイ引っ張って少女を樹海の外に出れるよう誘導した。
そして、オークから離れていく。

