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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる

赤い蒸気が、激しくなった。
その瞬間、アルカードの喉元にアーマーシュナイダーが突き付けられた。
「この低程度の力で…魔王になるだと? 笑わせてくれるぜ」
赤い蒸気が消えると、アーマーシュナイダーも消えた――がっ
―‐ゴッ
闇の貴公子は地面に転がった。
土手山の鉄拳が顎をとらえたのである。
「ぐぅ…あんたも正義のために戦ってたんだろう? 軍人として誇りは無いのか?」
「そんな役に立たんものとっくに捨てたよ。
そして姉貴から卒業してからデカい口を叩くんだな…」
「…くぅ」
アルカードは立ち上がった。
そしてポンポンと黒い貴族風の西洋軍服から土を払った。
「アルカード…男のお前は、女と違って成人すれば人間の欲望を欲するのよ。
頼むから、これは修行だと思って姉さんの言うことを聞いて」
エンプーサが、アルカードの手を握った。
「何で、悪魔がいると思う…?」
「こ、答えたくない!」
アルカードはエンプーサの手を払いのけた。
「姉さんゴメン…」
そして、両手を天井にかざす。
「ダークビジョン!(闇の視界)」
天幕内が暗闇に包まれたが、すぐに元に戻った。
するとアルカードとデルピューネが消えていた。
**
その瞬間、アルカードの喉元にアーマーシュナイダーが突き付けられた。
「この低程度の力で…魔王になるだと? 笑わせてくれるぜ」
赤い蒸気が消えると、アーマーシュナイダーも消えた――がっ
―‐ゴッ
闇の貴公子は地面に転がった。
土手山の鉄拳が顎をとらえたのである。
「ぐぅ…あんたも正義のために戦ってたんだろう? 軍人として誇りは無いのか?」
「そんな役に立たんものとっくに捨てたよ。
そして姉貴から卒業してからデカい口を叩くんだな…」
「…くぅ」
アルカードは立ち上がった。
そしてポンポンと黒い貴族風の西洋軍服から土を払った。
「アルカード…男のお前は、女と違って成人すれば人間の欲望を欲するのよ。
頼むから、これは修行だと思って姉さんの言うことを聞いて」
エンプーサが、アルカードの手を握った。
「何で、悪魔がいると思う…?」
「こ、答えたくない!」
アルカードはエンプーサの手を払いのけた。
「姉さんゴメン…」
そして、両手を天井にかざす。
「ダークビジョン!(闇の視界)」
天幕内が暗闇に包まれたが、すぐに元に戻った。
するとアルカードとデルピューネが消えていた。
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